2017年NHKのドラマにもなった「ツバキ文具店」の続編、「キラキラ共和国」。 ずっと読みたかったので、図書館で見つけた時は、とてもうれしく、家に帰ってすぐに読みました。
代書屋とは?
思いを言葉にすることがなかなかできない依頼人に代わって、その気持ち、思いを言葉にし、まるで依頼人が書いたかのように文字も似せて、手紙を書く人。
あらすじ
主人公「鳩子」の祖母が代書屋をしていたが、ある日亡くなってしまう。
母に捨てられ、祖母と暮らしていた鳩子だったが、厳しい祖母に反発し、学校卒業した後は家を出てそれっきり。
葬儀のため、家に戻った鳩子は、祖母の文具店と代書屋を継ぐことを決意する。
さまざまな依頼に対して、鳩子なりに代書屋として手紙を書いていくというお話。
ツバキ文具店の好きなところ3つ!
・手紙を書くにしても、どのペンがいいか、どんな紙がいいか、切手まで凝っている
・文中にでてくる食べ物がとてもおいしそうで、丁寧な暮らしを感じる
キラキラ共和国の目次
ヨモギ団子
イタリアンジェラート
むかごご飯
蕗味噌
・実際の手紙の文字がどれも素敵
特に感動した手紙
・盲目の男の子が、母の日にカーネーションと手紙を贈りたいと言って、鳩子と一緒に字を書く練習をして完成させた手紙
・生まれてたった8日で乳幼児突然死症候群でなくなってしまった我が子の喪中はがき
・マダムの友人に、立て替えていた新幹線のチケット代を催促する手紙
「人の場合は、八日間って短いよね?本人は幸せだったと思う?」
「そりゃ、幸せだよ。人生は長いとか短いとかではなくて、その間をどう生きたかだと思うから。隣の人と較べて、自分は幸せとか不幸とか判断するんじゃなくて、自分自身が幸せだと感じるかどうかだもん。たった八日間でも、その子がたっぷりと両親の愛情を受けて幸せのベールに包まれていたなら、きっと幸せだったと思う」
私の初めての子は、病気で無事に生まれてくることができなかったけれど、お腹にいてくれていた時は、本当に幸せだった。あの子も幸せを感じていてほしい。
あの時の幸せな気持ちを思い出させてくれました。
まとめ
私は、文字を書くのが好き。だから、このツバキ文具店の世界観が大好きです。
ツバキ文具店のドラマも楽しく見てました。続編もドラマ化してほしいです。